2006年01月16日
高齢化社会と医療問題
今回は、社会生活基本調査を使い、『高齢化社会と医療問題』について考えてみたいと思います。
非常に難しく大きな問題ですから、私が取り扱う事なんて氷山の一角にしか過ぎないことだと思います。
しかし、今後高齢化が加速度的に進行していく日本において、この問題は重要課題だと思い、今回取り上げる事にしました。
まあ、私が考える部分なので、そんな対したことではないですがね…
では、まずこちらのデータを見てください。『受診・診療』に関する時間の使い方です。
高齢者の活動を分析するために、高齢3県と非高齢3県(若年県)とを比較しています。
《受診・診療の時間》
| 全国平均 | 高齢県平均 | 若年県平均 | |
| 全体 | 0.09 | 0.10 | 0.09 |
| 15~24歳 | 0.03 | 0.04 | 0.06 |
| 25~34歳 | 0.05 | 0.06 | 0.04 |
| 35~44歳 | 0.04 | 0.06 | 0.05 |
| 45~54歳 | 0.06 | 0.06 | 0.06 |
| 55~64歳 | 0.08 | 0.09 | 0.16 |
| 65~74歳 | 0.18 | 0.10 | 0.19 |
| 75歳以上 | 0.30 | 0.26 | 0.30 |
予想通り高齢者になるにつれて、受診・診療時間は増加傾向にあります。
かといって高齢県の方がすべての年代において時間が長いわけではないんですよね。
よく、都会の子は貧弱で…なんて話を聞きますが、どうやらそういったことばかりではない様子。
厚生労働省の都道府県別生命表の概況で見た平均寿命を見てみると、高齢化率の高い県や低い県が一概に平均寿命が長かったり短かったりするわけではないという事が分かります。
しかし、都市化と医療というのは非常に密接な関係にあると思います。
高齢県に比べ、若年県の方が『診療・受診』にかける時間が長いという事には、身近に診療医院が多くあるということが関係しているのではないでしょうか?
最近では医師不足が深刻な問題となっています。特に山間部等の僻地ではより問題が深刻化しています。
そのため国立大学の医学部では『地域枠』を設け、医師不足解消に動いており、2006年春から鳥取、愛媛、宮崎、三重等、いくつかの地域では『地域枠入試』を実施します。
郵政ではありませんが、地域間格差が生じてはいけない問題。人の命の尊さは同じなんですから!!
高齢化の進展と共に早く解決策を講じなくてはいけませんね。
参考:医師不足問題への取り組み
僻地医師の卵に優先枠(讀賣新聞)
医学部推薦入試へ地域枠 鳥取大(中国新聞)
中山間地域の医師確保 システムづくり急げ (中国新聞)
医学部入試に地域枠導入-香川大など(四国新聞)
金大医学部に県内枠(北國新聞)
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