2005年12月19日
高齢者の食事と、変わった相関関係
今回は社会生活基本調査のデータを調べてみました。
社会生活基本調査とは、日々の生活における「時間のすごし方」と1年間の「余暇活動」の状況など、国民の暮らしぶりを調査した統計調査で、5年に1度実施される調査です。直近は平成13年。
その中で、『生理的時間』についてみてみました。
『生理的時間』とは、睡眠、身の回りの用事、食事の時間のこと、つまり人間が生きていく上で欠かせない時間のことです。
今回は全国平均と、高齢化率が全国でも高いトップ3の高齢3県(島根県・高知県・秋田県)と低い若年県(埼玉県・神奈川県・沖縄県)を比べてみました。
若年県と呼んで良いのか分かりませんが、とりあえず他に良い呼び方がなかったので…
まあそれはおいておいて、データを見てみましょう。
《睡眠時間》
| 全国平均 | 高齢県平均 | 若年県平均 | |
| 全体 | 7.42 | 7.85 | 7.38 |
| 15~24歳 | 7.48 | 7.53 | 7.67 |
| 25~34歳 | 7.35 | 7.46 | 7.35 |
| 35~44歳 | 7.17 | 7.26 | 7.16 |
| 45~54歳 | 7.17 | 7.28 | 7.15 |
| 55~64歳 | 7.36 | 7.51 | 7.28 |
| 65~74歳 | 8.09 | 8.23 | 8.06 |
| 75歳以上 | 9.02 | 9.22 | 8.85 |
まず睡眠時間をみてみると、35歳から54歳が最も少ない7.17時間であり、75歳以上の高齢者が最も多い9.02時間となっています。
その差はなんと1.85時間。やはりお年寄はよく寝るということが数字証明されていますね。
また、15歳~24歳以外の年齢では、すべて高齢県のほうが若年県を上回っています。
次は食事の時間。
《食事の時間》
| 全国平均 | 高齢県平均 | 若年県平均 | |
| 全体 | 1.39 | 1.38 | 1.48 |
| 15~24歳 | 1.23 | 1.19 | 1.26 |
| 25~34歳 | 1.30 | 1.25 | 1.30 |
| 35~44歳 | 1.33 | 1.30 | 1.34 |
| 45~54歳 | 1.37 | 1.36 | 1.38 |
| 55~64歳 | 1.48 | 1.44 | 1.47 |
| 65~74歳 | 1.56 | 1.53 | 1.72 |
| 75歳以上 | 1.59 | 1.54 | 1.87 |
15歳から24歳が1.23時間で最も少なく、75歳以上が1.59時間で最も多くなっています。
このデータは驚くべき事に、きちんと段階的に時間が増えています。
徐々に食というものにかける時間が延びていくことが分かります。
しかし、気付いたでしょうか?
実は高齢県の平均のほうが、若年県の平均を下回っているんです。
年を取ると、食事の時間が増えるのに、高齢県平均のほうが短い…ちょっとした矛盾です。
時間の消費の仕方が、県毎に異なるということでしょうね。
もう少し、この辺りについて調べてみると面白い結果が出てきそうですね。
ちなみに男性と女性とで、食事の時間を比べてみると、74歳まではどの年齢層においても、わずかに女性の方が長いのですが、75歳以上となると男性2.02時間、女性1.58時間と大幅に逆転します。
この辺りにも、何か相関関係が有りそうですね。
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