2005年12月06日
教授の視点 《高齢社会で売れる商品を考える》
先日当blog開設の記事でも触れた、私の恩師坂本光司教授が、blog開設にあたり記事を書いていただけました。今回はその記事を紹介したいと思います。
先般、厚生労働省の「雇用政策研究会」がまとめた報告書によると、2004年に6642万人であったわが国労働力人口は、10年後の2015年には、約410万人も減少し6234万人になるという。こうしたかつてない「労働力人口減少社会」への突入は、これからの、わが国経済社会に様々なインパクトをもたらしていく。
例えば、その1つが労働力人口の大幅な減少に伴う労働供給量の慢性的ボトルネックや税収の減少・不足、その結果としての社会・経済活力の低下、また一方では、高齢者の大幅な増加に伴う年金や医療費等、社会保障費の慢性的増大といった問題の発生である。
こうした相反する問題を、同時解決し、子供たちに明るい未来を引き継いでいくためには、関係者はどうすればよいのであろうか。その最大級の方策は、これから年々増加する「元気な高齢者」を最大限に活かす経済社会の形成に尽きる、と思われる。
というのは、これから、60歳以下人口が年々大幅に減少していくことは、否めない事実であるが、逆に60~70歳の層はというと、団塊の世代の高齢世代化もあり、このわずか10年間でみても190万人の増加、またこれを60~75歳の層でみると、314万人も増加するからである。このことをマーケットサイドからいえば、若年・中年マーケットは、これから年々減少していくが、逆に高齢マーケットは、年々増大していくことを意味している。
もっとはっきりいえば、こうした時代は、高齢者に支持された商品やサービス、そして企業経営は伸び、逆に高齢者に嫌われた商品やサービス、そして企業経営は衰退していくといっても過言ではない。
しからば、高齢社会で支持される商品やサービスとは一体どんなモノであろうか。坂本研究室では、地元のソフトベンチャーである「ルーパス」と共同し、様々な社会経済統計を利活用するとともに、高齢者へのアンケート調査を実施した。
これをまとめた結果は、新年において出版する予定であるが、あえて一言でいえば、高齢社会で売れる商品、売れない商品が明確に示されたといえる。
今後、この調査内容を少しずつ紹介していきたいと思います。
坂本教授有難うございました!
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